SEO対策のEEATとは?|動物病院のSEO対策では専門性が大事?
「SEO対策ではEEATが大事」
と聞いたことはありませんか?
EEATへの対策は動物病院でSEO対策を始めると必ず出会う課題ですね。
EEATは元々あったEATから派生した概念で、2022年に発表された非常に重要な概念です。
今回はEEATについて詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みいただき、今まで行ってきたSEO対策をさらに上達させていただけると幸いです。
EEATとは
EEATはGoogleの評価基準の一つで「イーイーエーティー」「ダブルイーエーティー」という読み方をします。
それぞれのアルファベットが
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trust(信頼)
を意味してます。
現在webサイトを検索上位に表示するためには、GoogleはこのEEATを重要視しています。
Experience(経験)
EEATの最初のEはExperience(経験)を意味します。
Experience(経験)ではコンテンツを作成した人の実体験や人生経験からくる内容を盛り込んだものが評価されやすくなるというものです。
例えば動物病院のwebサイトでいうと、動物の情報を発信するためには、一般人の出している動物の知識よりも、動物に関わる色々な経験をしている獣医師が出している情報の方が評価されやすいということですね。
Expertise(専門性)
EEATの2つ目のEはExpertise(専門性)を意味します。
Expertise(専門性)ではコンテンツを作成した人の専門的な情報が網羅されているものが評価されやすくなるというものです。
例えば、コンテンツを作成する場合には一つのトピックに対して一つのページを作成するのではなく、そのトピックに関連する複数のページを下層ページとして作成する方が専門性が高くなるでしょう。
また、色々なジャンルでwebサイトを作成するよりも、ジャンルを特化したwebサイトの方がExpertise(専門性)の観点で高く評価されます。
Authoritativeness(権威性)
EEATの最初のAはAuthoritativeness(権威性)を意味します。
Authoritativeness(権威性)は特定の業界で認知を獲得している権威性のある有力者の情報が評価されやすくなるというものです。
例えば動物病院業界でいうと、大学や専門機関の公式発表や、名の知れた専門医や認定医の発表した情報の方が高く評価されやすくなります。
有名な大手サイトから被リンクを多く獲得している場合もAuthoritativeness(権威性)という観点で高く評価されます。
色々なweb上のメディアでサイテーション(言及)があることも大事ですね。
Trust(信頼)
EEATの最初のTはTrust(信頼)を意味します。
Trust(信頼)ではコンテンツに正確性や安全性があると高く評価するようなものです。
- コピペではないオリジナルのコンテンツか
- SSL化しているか
- 運営者情報や企業情報が記載されているか
- 利用規約が明確に開示、記載されているか
以上の点に気を付ける必要があります。
特に最近では個人運営のwebサイトはTrust(信頼)の観点から上位表示が難しくなってきました。
EEATはYMYL領域だと特に大事
YMYLとは「Your Money or Your Life」の頭文字を取った略語で「あなたのお金やあなたの生活」という意味です。
YMYL領域のコンテンツで間違った情報を発信してしまい、ユーザーが信じてしまうと、健康や財産などの人の生活に大きなダメージを与える可能性があります。
そのため、YMYL領域のコンテンツの評価は他のコンテンツと比べて厳格に扱われます。
例えばお金に関しては、間違った投資情報などを信じた人が多額のお金を失い人生が狂ってしまうこともありますよね。
他にも代表的な例には病気についての情報が挙げられます。
ユーザーが間違った薬の使い方や病気への対処方法を信じてしまい、健康状態を悪化させたり、最悪生死に関わってしまうこともあります。
YMYL領域は厳格に扱われるからこそ、EEATを特に意識してコンテンツ作成しなければいけません。
動物病院はYMYL領域?
Googleのガイドラインでは獣医療領域がYMYL領域かどうかの記載はありません。
しかし、獣医療領域は命に関わるという点で医療領域と共通しているため、YMYL領域と考えておいた方が良いでしょう。
動物病院でできるEEAT対策
では動物病院のwebサイトではどんなことができるのでしょうか?
ここからは動物病院でできるEEAT対策について解説します。
専門ジャンルに特化させる
動物病院のwebサイトのSEO対策で早く結果を出すためには、いろんなジャンルが混ざっているwebサイトより一つのジャンルに特化した方がおすすめです。
売りになるような専門診療科があるなら、その専門診療科に特化する方が良いでしょう。
専門診療をしているからこそ得られる情報や知識をコンテンツとして掲載することをおすすめします。
文章だけではなく、専門家しか作れないようなオリジナルの図表の画像も併せて作成すると良いでしょう。
webサイトをSSL化(HTTPS化)する
Trustという観点でwebサイトはSSL化(HTTPS化)にすることが推奨されています。
決済情報や予約管理で個人情報を取り扱うwebサイトでは、セキュリティが高くないと利用するのは不安ですよね。
SSL化(HTTP化)することでブラウザとサーバー間の通信を暗号化でき、webサイトの信頼性やセキュリティを高めることができます。
海外の調査では、2020年秋の時点でGoogle検索結果の1ページ目はHTTPSのサイトが98%を占めていると言われています。
絶対にSSL化(HTTP化)されていないと上位表示できないというわけではないですが、可能であれば早くSSL化(HTTPS化)した方が良いでしょう。
サイトの運営者、コンテンツ著者情報を明記する
Trustを担保するためにwebサイトの運営者情報を明記しましょう。
EEATの観点では、その情報を誰が言っているかということが大事です。
- 会社名
- 会社URL
- 設立日
- 資本金
- 会社所在地
- 連絡先
- 運営責任者
を明記しているページを作成するのがおすすめです。
また獣医師や愛玩動物看護師は、経歴や取得資格などあればスタッフ紹介に明記するのが良いでしょう。
Googleビジネスプロフィールに登録する
動物病院は実際に住所を持つ事業なので、Googleビジネスプロフィールにビジネス情報を登録できます。
Googleビジネスプロフィールに登録すると、実在する企業情報がGoogleに伝わり、信頼性の向上につながります。
Googleビジネスプロフィールはただ登録するだけではなく、更新を続けることも大事ですね。
構造化マークアップを積極的に利用する
構造化マークアップはGoogleの検索エンジンにHTMLで書かれた文字情報を認識させるためのデータです。
構造化データ自体に上位表示させる効果はありませんが、EEAT評価につながる情報を検索エンジンに伝えることができます。
構造化データには
- 組織
- 人物
- 著者
- 監修者
- 引用
など、幅広くEATの改善に役立つ項目(スキーマプロパティ)があります。
エンジニアと協力して構造化マークアップを利用するようにしましょう。
Whois情報を利用する
WhoisとはIPアドレスやドメイン名の登録者などに関する情報を、webのユーザーが誰でも参照できるサービスです。
こちらも構造化マークアップと同様にエンジニアと協力して利用するようにしましょう。
まとめ
EEATに対してできることには様々なものがあります。
しかし裏技のような方法で対策する必要はありません。
良質なwebサイトやコンテンツを作成していれば自然とEEAT対策になるものです。
EEATを意識することは重要ですが、不自然な対策をしすぎて本末転倒にならないように気をつけましょう。
動物病院のSEO対策を誰かに頼みたい・・・
実績が多いところに頼みたい・・・
自院にブログを作れるSEO担当者を作りたい・・・
そんな動物病院に株式会社LivetはSEO対策支援プランとSEO内製化支援プランを提供しています。
業界最安値で提供していますので、お困りの方はぜひご相談いただければ幸いです。